警察犬の競技会が大分県警察学校で行われ、出場した11頭が犯人の逃走経路の特定や遺留品の捜索などの技術を競いました。
この大会は、警察が民間に管理や訓練を委託している嘱託警察犬の能力向上を図るため毎年行われています。
25日は11頭が出場し、臭気選別や爆発物捜索など4種目に臨みました。このうち足跡追及では、犯人の逃走経路を嗅ぎ分けて特定するまでの正確性や遺留品の発見を捜査員に知らせる技能などが審査されました。

(指導士・渡辺久恵さん)「いつもと違う雰囲気だったので実力が出せなかった。天候によっては時間が経つと命の危険があるので、なるべく救えるように頑張りたい」
足跡追及部門で優勝したのは、シェパードのセレスティオ号と指導士の冨成隆男さんです。
県警の嘱託警察犬は去年、犯罪捜査や行方不明者の捜索活動で95回出動しています。