かつて宿場町として栄えた花巻市大迫町で、商店などを会場にしたひな祭りが行われています。

気品の高い顔だちが特徴の江戸時代の享保雛や、地元で受け継がれてきた花巻人形など町内の30か所を会場に行われているのは「おおはさま宿場の雛まつり」です。
花巻市大迫町はかつて、葉タバコや養蚕が盛んで、盛岡と沿岸を結ぶ宿場町として栄え、財をなした町の商人たちがこぞってひな人形を買い求めました。

今回はおよそ2900体が展示され、メイン会場となっている交流活性化センターにはおよそ1400体が飾られています。
きょうは地元の小学生が訪れ目を輝かせて見学していました。
おおはさま宿場の雛まつりは3月3日まで行われ、期間中は高校生による琴の演奏や紙芝居の上演などさまざまなイベントが行われます。