再生機の生産・修理サービスの終了

磁気テープの耐用年数は20年から30年と言われ、1980年代から90年代に普及したVHSテープなどが今、寿命を迎えています。

しかし、それ以上に問題なのが?

国立映画アーカイブ 冨田美香 主任研究員「一番の原因はテープの劣化よりも、再生機がなくなるから見られなくなる」

ビデオテープを再生するデッキの生産が既に終了し、修理のサービスも終わっています。

こうして、磁気テープの映像が見られなくなる恐れがあるのが「磁気テープの2025年問題」と言われています。

映像管理に詳しい専門家は。

冨田研究員「今から30年後に1970~2000年代のビデオテープが見つかっても、中を見られない可能性が高い」

こうした状況から今、VHSテープのダビングの依頼が急増しているのです。