ロシアによるウクライナ侵攻から24日で3年です。
福岡県には、去年12月末時点でウクライナから79人が避難し生活しています。
福岡市に住む娘を頼って避難した夫婦は、弁当店で働きながら、祖国の平和を願い続けています。
「日本語も上達し笑顔も増えた」3年に及ぶ避難生活

チェリニゴバ・ウラディミールさん(65)とラリーサさん夫婦(65)。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年に福岡へ避難し、福岡市西区の弁当販売業者で働き始めました。

手際よくおかずを作り弁当に詰めていきます。

チェリニゴバ・ウラディミールさん
「全部の機械の使い方を覚えて、慣れてきたので楽になりました」
「お疲れさまです」
同じ職場で働く同僚は、3年前と比べると、日本語も上達し、笑顔も増えたと話します。

ウラディミールさんの同僚 峰由美さん
「3年前は緊張もされていましたし、何をしたらいいかがもちろん分からない状態から、この3年間で仕事の流れも分かってくるようになっているので、凄くスムーズにお仕事をしていただいてます。たまにチョコレートを持ってきてくださったりとか、『みんなで食べて』みたいな感じで」
「感謝の気持ちでいっぱい」と話す夫婦 胸中は

ウクライナにいた時は、レストランで30年間調理を担当していたラリーサさん。
4時間でおよそ2000個の弁当の盛り付けを難なくこなしていきます。

ラリーサさん
「そんなに難しくないです。逆に面白いです、あっという間。みんなとっても優しいし、なんでもわからないことを教えてくれたり、手伝ってくれたり、すごく感謝の気持ちでいっぱいです。働きやすいですダイジョウブ」