2月19日に岩手県大船渡市で発生した山林火災は22日夜、再び住宅地に火の手が迫り、一時緊張が走りました。5日目の23日も消火活動が続いています。

火災が発生しているのは大船渡市三陸町綾里の山林です。22日夜、風向きが西寄りに変わったことで再び住宅地に火の手が迫り、消防が出動するなど、現場に緊張が走りました。
(記者レポート)
「火の手は今も民家に迫っています。漁港では消防車両が複数待機していて、一晩中警戒活動に当たっています」

火は住宅の手前100メートルから200メートルほどまで迫りましたが、23日午前5時半に消火活動が再開し、延焼は免れました。現在も田浜地域の62世帯157人を対象に避難指示が出ていて、一部の住民が避難していました。

(避難した男性)
「不安は不安だ不安だらけだが、こうやって(消火活動を)やってるからなにも言われない」

23日の消火活動はヘリコプターによる空中からの放水が重点的に行われています。