「農作物の被害」や「列車との衝突事故」などで人間を悩ませる「動物との不要な接触」を防ごうと、岡山理科大学の教授が特殊な装置を使った対策に取り組んでいます。その1つ、2020年に始めたのが北海道でのクマ対策の実証実験です。
先日、装置の効果が期待できることを示す映像が撮影されました。
■クマが驚き 走って逃げ出す新装置とは?

午後10時ごろ、茂みの中から現れたのは一頭の大きなクマ。太い前足で何かを漁っているようです。

「装置の音(動画参照)」


装置から出た「低い音」に、驚いた様子で走り去っていきました。北海道でのクマ対策に取り組んでいるのは、岡山理科大学の辻維周教授です。


狙われたのは、北海道特産のメロンの畑だといいます。


(岡山理科大学・辻維周教授)
「メロンの残渣を捨てている場所の近くに出てきている成獣ですね。この大きさは、農家の人は『こういうふうに付けてもらってありがたい』と。でもまだ出てくるところがあるから、もう少し様子を見たいということですね」