去年失職した兵庫県の斎藤知事を応援するとして、知事選に立候補したNHK党の立花党首。その立花氏に非公開の音声データや「知事失職の黒幕」などと書かれた文書を渡したとされるのが、2人の維新の県議です。2人は20日、斎藤知事の疑惑を調査する百条委員会の委員を辞職しました。

“秘密会音声”維新県議から立花孝志氏へ「LINEでデータ送信」

百条委員会 奥谷謙一 委員長
「知事選挙への影響を考慮し、すべての証人尋問を非公開として開催し…」

去年10月25日に非公開の「秘密会」として行われた兵庫県議会の百条委員会。奥谷委員長はこうクギを刺していました。

百条委員会 奥谷謙一 委員長
「議事の内容は一切外部に漏らさないようご留意願います」

しかし…

立花孝志氏のXより(去年10月31日投稿)
「【百条委員会録音】を入手しました!」

NHKから国民を守る党の立花孝志氏が、非公開のはずの秘密会音声を入手し、のちに公開。SNSなどで拡散され問題となっていました。

その立花氏に音声を提供したと、今月19日にYouTubeの番組で告白したのが、日本維新の会の増山誠 兵庫県議です。

増山誠 兵庫県議(19日のYouTube番組で)
「録音して立花氏に渡したのは私です」

増山県議は、斎藤知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会のメンバー。問題の百条委員会が行われたのは10月25日。翌月の兵庫県知事選に影響が出ないよう「秘密会」として行われ、選挙後に動画が公開されました。

YouTubeの番組によると、増山県議は去年10月31日午後5時22分にLINEで音声データを立花氏に送ったといいます。立花氏が「音声を入手した」とXに投稿したのは、およそ1時間後の午後6時すぎでした。

拡散されたのは、知事のパワハラ疑惑などの告発文書を作成し、その後死亡した元県民局長の公用パソコンの中身について、証人の片山元副知事が言及しようとした場面。

(去年10月25日兵庫県議会議員YouTubeより)
片山安孝 元副知事

「倫理上問題のあるファイルがありました。それは当該本人の…過去…にわたります…」

奥谷謙一 委員長
「証言していただかなくて結構です。プライバシー情報」

片山安孝 元副知事
「証言させていただきます」

奥谷謙一 委員長
「証言していただかなくて結構」

のちに公開された公式動画では、告発者のプライバシー情報の部分が無音となっていますが、増山県議が立花氏に提供し公開された音声は加工なしの状態。

さらに奥谷委員長が片山元副知事の証言を遮ったことから「都合の悪い情報を隠そうとしている」といった声がSNSで拡散されました。

奥谷謙一 委員長(去年11月18日)
「片山前副知事は本委員会の調査と関係ないプライバシー情報を話し始めた。私の方で制止をさせていただいただけ」

増山県議は、立花氏に音声を提供した理由について…

増山県議(19日のYouTube番組で)
「県民が事実を知るべきと思った。マスコミに提供しても握りつぶされる」