今シーズン最強・最長クラスの寒波についてです。青森県・酸ケ湯の積雪が12年ぶりに500cmを超えたのをはじめ、県内の4つの観測地点で、この冬一番の積雪となりました。この影響で、一部の鉄道で運休が相次ぎました。
県内には強い寒気が流れ込んでいて、標高890mにある青森市の酸ケ湯では20日午後1時に12年ぶりに積雪が500cmに達しました。
そして、午後4時には、この冬一番となる509cmを観測しました。
県内では、19日から津軽を中心に雪が降り、弘前で134cm、平川市碇ヶ関で132cmとなったのを始め、4つの観測地点でこの冬一番の積雪となりました。
この大雪で交通機関に影響が出ています。
島元萌々子 記者
「弘南鉄道・千年駅です。私のうしろに見える車両が動けなくなった車両です。現在職員が、復旧に向けた作業にあたっています」
弘南鉄道は、線路の排雪をする車両が千年駅で一時、動けなくなったほか、架線の調整が必要となりました。
弘南鉄道大鰐線は上下あわせて12本が運転を見合わせましたが、午後5時半から運転を再開しました。
また、大雪でJRの在来線は、午後6時現在、奥羽本線と五能線で44本が運休しています。
除雪作業のため、五能線は21日も始発から午前7時ごろまで弘前~深浦間は運転を見合わせる予定です。
県内にはこのあとも寒気が居座り、津軽と三八上北では警報級の大雪となる可能性があります。
22日午後6時までに予想される雪の量は、多いところで山沿いが110cm、平地が80cmなどとなっています。