県議会は20日、2日目の代表質問が行われました。与党会派の5人が質問に立ちましたが来年度予算案はいまだ宙に浮いたままの状態で、予算案についての実質的な議論は行われませんでした。
▼与党会派てぃーだ平和ネット 山内末子 県議「県執行部や与野党の認識や主張の違いがあることは十分認識したうえで疑義があることは修正し決議する、その過程を県民に知らしめていく、それこそが議会の姿勢として県民が最も望んでいることではないでしょうか」
代表質問の冒頭で県執行部と与野党、三者の歩み寄りを呼びかけた山内末子県議。例年であれば来年度予算案について活発な議論が交わされる2月議会ですが、県ワシントン事務所の予算計上に反発する自民・公明により予算案の「返付」動議が賛成多数で可決されているため、20日も予算案の審議ができない状況が続きました。
20日の代表質問では老朽化が進む県内の上下水道の管理体制や離島振興、学校給食費の無償化などについて質疑が行われましたが、来年度予算案に言及できないなか形式的な議論に終始しました。
一般質問を終え議案が各委員会に付託される今月28日が「デッドライン」との認識は与野党で一致しており、妥協点を見いだす駆け引きが水面下で続いています。