沖縄地区税関は去年1年間に県内の空港や港で摘発した覚せい剤や麻薬などの不正薬物は前年の約2倍の99件で過去最も多くなったと発表しました。

※※押収物の画像※※

沖縄地区税関によりますと、最も多かった不正薬物はMDMAなどの麻薬で押収した73件の内、約8割はアメリカから県内の米軍基地に送られた郵便物から見つかっています。

覚醒剤を収納したコンドームをプラスチックの容器に入れスーツケースに隠すなど手口は巧妙化。薬物乱用者の使用量で1000回余り、末端価格にして約200万円の覚醒剤が去年1年間で摘発されています。

このほか、去年10月には香港からのクルーズ船に乗っていた4人が下着などに粉末状の金、約13キロを隠して密輸しようとしたところを摘発されました。

海外からの観光客増加に伴い金や不正薬物の摘発が増加していることから沖縄地区税関は水際対策を強化していく方針です。