寒い日が続いていますが、春の訪れを感じさせる花の話題です。愛媛県伊予市双海町の伊予灘を望む高台では、スイセンの花が見頃を迎えています。一方、菜の花は開花が遅れているようです。

伊予市双海町串の海を望む丘では、近くに住む金山洋一さんが30アールほどの畑でおよそ10万株のスイセンを栽培していて、まさに今、見ごろを迎えています。

穏やかに晴れた20日は、写真撮影をする人や、スイセンと海をスケッチする人の姿も見られ、思い思いに花を楽しんでいました。

内子町から スケッチをする男性
「仲間で絵を描きに来た。お世話をされている方にとっては大変だと思うが、見に来るには楽しい」

今治市から
「インスタグラムで見てきた。きれいで感動した」
「壮大ですね。波も穏やかできょう来て最高です」

こちらのスイセンは、3月中旬まで楽しめそうだということです。

一方、こちらの花は…。

山下毬絵アナウンサー
「一面、黄色の絨毯になるまでは、時間がかかりそうです」

およそ200mに渡って閏住地区の線路沿いの斜面を黄色く染める菜の花畑は、この時期、多くの見物客でにぎわう観光名所ですが、伊予市観光物産協会によりますと、今年は寒波の影響で1か月ほど開花が遅れているということです。

20日の時点で、全体の3割ほどが花を咲かせている状況でしたが、県内外から訪れた人が、一足早く春を感じている様子でした。

東京から愛媛に旅行
「下灘駅できれいな海を見て、菜の花がちょうど咲いているとのことだったのでここまで歩いてきた。きれいに咲いていて癒された」

福岡から
「めっちゃ黄色が好きなので、黄色がいっぱいでめっちゃうれしい」

閏住の菜の花の見ごろは、3月中旬からでおよそ1か月間楽しめるということです。