県内で7つの保育園を運営する「ライオンの子」グループが補助金や給付金を不正受給していた問題をめぐり、宜野湾市の園が19日、説明会を開き保護者らに謝罪しました。

宜野湾市の「そらみライオンの子保育園」を運営する社会福祉法人ライオンの子は19日、宜野湾市で保護者説明会を開き不正受給問題を謝罪するとともに園の運営を維持するために転園の協力を求めました。

園によりますと来月末までに保育に携わる職員19人のうち10人が離職。来月から1年間園児の新規受け入れ停止の行政処分が行われることになっていますが1歳から5歳児クラスで合わせて71人の継続希望があり新年度の人員体制では担任が足りなくなるということです。

参加した保護者からは転園への不安や子どもたちの環境の変化を危惧するなど厳しい意見が相次ぎました。

不正受給問題を受け引責辞任した末広尚希氏に代わって去年、理事長に就任した
又吉亮理事長は「影響を受ける保護者には申し訳ないが職員を守ることに重きを置いた」と説明し理解を求めました。

▼保護者「こどものことが第一なので、転園をさせたくないなと思っているので、なんとか保育園がいい方向に向くようにしてくれれば」「先生方も家庭があると思うので、先生方の都合も合わせつつという保育園になって欲しい」

宜野湾市は、現在「そらみライオンの子保育園」に通っていて転園を希望する人については優先的に対応したいとしていて、申し込み期限は21日までとなっています。