2022年、元運転手の女性へわいせつな行為をしたとして強制わいせつの疑いで
書類送検された南城市の古謝景春市長について那覇地検は19日、嫌疑不十分で不起訴処分としました。
嫌疑不十分で不起訴となったのは南城市の古謝景春市長です。
警察などによりますと古謝市長は2022年12月、走行中の公用車内で運転手の女性にわいせつな行為をしたとして強制わいせつの疑いで去年11月に那覇地検へ書類送検されていました。
書類送検にあたって警察は起訴を求める「厳重処分」の意見をつけていました。
一方、元運転手の女性も去年11月に虚偽告訴の疑いで書類送検されていましたが
19日に嫌疑不十分で不起訴処分となっています。
不起訴の理由について那覇地検の小玉大輔次席検事は「いずれも犯罪の成立を認めることは困難であると判断した」としています。
那覇地検は処分理由を公表したことについて「公職者に関し相互に訴えがされている事案で、県内の関心が極めて高い状況にあり一定の範囲で明らかにする必要があると判断した」とコメントしています。
不起訴処分を受けて古謝市長は19日、取材に応じ「やっていない事実が証明されて本当にありがたく思っています。私は(被害を訴えた女性の)家庭を壊そうというようなことは絶対思っていませんから。ぜひ今回で反省して社会のために頑張ってほしいと思います」などとコメントしました。