自衛隊と米軍が離島防衛などを想定して対処力の向上を目指す共同訓練「アイアン・フィスト」で、過去最大規模となる訓練が19日、沖縄と九州で始まりました。
陸上自衛隊と米海兵隊などによる共同訓練「アイアン・フィスト」は、2005年度からアメリカで実施されていて、おととし初めて日本国内で行われて以降、今年で3年連続の実施となります。
▼上江洲まりの 記者「過去最大規模となる日米共同訓練が19日始まりました。ここ、キャンプハンセンでは日米が肩を並べ訓練の開始を迎えています」
日米合わせて約4000人が参加する今年、長崎県、熊本県、鹿児島県のほか、県内では、金武町のキャンプ・ハンセンや金武ブルー・ビーチ訓練場などで水陸両用作戦の訓練が実施されます。
19日の開始式で日米の指揮官は島しょ防衛の強化など対処力の向上につながると、訓練の意義を強調しました。
▼陸自水陸機動団長 北島一 陸将補「今まさに我々には日米共同の抑止力・対処力を強化することが求められている」
▼第三海兵機動展開旅団長 トレバー・ホール 准将「この演習で実施される共同実動訓練は、我々の共同作戦能力を明確に示すもの」
訓練は3月7日までの約2週間実施されます。