サッカーJ3・松本山雅の今シーズンの戦いが、23日にアウェーで行われる沼津との対戦でいよいよ始まります。
昇格を逃した昨シーズンの悔しさを胸に、1か月にわたるキャンプを経て、新生山雅の選手たちがピッチに立ちます。


忘れられない悔しさを味わった2024年のプレーオフ決勝。

掴みかけたJ2昇格切符でしたが、土壇場で追いつかれ、叶いませんでした。

昇格はチームに課せられた使命。

目標に掲げるのではなく、あくまでミッションと位置づけます。

1月下旬。

和歌山県串本町で一次キャンプが始まりました。

昨シーズンの主力選手の多くがチームに残る中、早川知伸(とものぶ)監督が新たに就任しました。



背番号10 菊井悠介選手:
「新しい監督なので、いかにチームとして戦術を早く落とし込んでいけるかだと思います」

早川監督がテーマに掲げたのは「攻守の切り替えのスピード感」。

背番号11 浅川隼人選手:
「切り替えの速さや、最後までしっかりやりきるというところを口酸っぱく言われています」

早川知伸監督:
「攻撃・守備においてすごく大事なことを、選手たちが連携しながらできるということを望んでいます」



ボールを奪ってからの攻撃や、失ってからの守備など、局面の切り替えに重点を置きながら、走って、走って、走り続けます!

背番号49 本間ジャスティン選手:
「疲れたっす。ランメニューも多くてめっちゃ疲れますね」

早川知伸監督:
「鍛えていく場所だと思っているので、厳しくトレーニングも強度を上げながらやっていて、選手から『疲れた』って声を聞くとうれしくなります」

新たな戦力は11人、ピッチ以外も重要なチーム作りの場です。

寝食を共にしながら、コミュニケーションを深めます。

背番号33 キムジュンヒョン選手:
「Very funny and kind!」
みんなとても面白くて親切だよ!

翌日、同じJ3のFC大阪とのトレーニングマッチ。

自陣の深い位置でミスからボールを失うと、右サイドを攻略され失点。

早川知伸監督:
「守備のところは自分たちがやってきたことを出せなかった方が多かったと思います」

堅い守りが持ち味のFC大阪を相手に、思うように攻めきれない中、ベテランが魅せました。

コーナーキックから高橋選手が押し込んで同点に追いつきます。

リズムをつかんだ山雅は、山本龍平選手のクロスに佐相選手が合わせて決勝点。

勝利しましたが…。