2025年から始まったゴルフの新リーグ「TGL」の第8戦、ボストン・コモンゴルフ(以下ボストン)対ザ・ベイGCの試合が18日(日本時間)に行われ、ボストン所属の松山英樹(32、LEXUS)が初出場。初プレーでポイントをもたらすなどチームに貢献したが、惜しくも4ー5で敗れた。

ここまで2戦未勝利のボストンは、3戦目にして松山が初参戦。今季アメリカツアーですでに1勝をあげている松山がチームを初勝利に導けるか。最初のプレーは出だしの1番、決めればポイント獲得となるバーディパットの場面。ここでボストンは、得点が倍増する「ハンマー」を宣言。すると松山もチームの期待に応え、およそ2.7mのパットを決めガッツポーズ。4番ではバンカー越えの難しいアプローチをグリーンの傾斜を使いピンそばに。このプレーにチームメートは「グレイトショット!」と絶賛した。

最終ホールを4ー4の同点で迎え、勝負の行方は松山とウィンダム・クラーク(23年全米OP覇者)のシングルス戦に委ねられた。お互いパー5でツーオンに成功、イーグルチャンスにつける。およそ5.5mのイーグルパットを先に打ったのは松山、惜しくもカップを外し思わず天を仰いだ。松山より内側につけていたクラークはおよそ3mを決めきり勝負あり。チームの初勝利とはならなかった松山所属のボストン、次戦(日本時間25日)はアトランタ・ドライブGCと対戦する。

◆ゴルフの新リーグ「TGL」
タイガー・ウッズとロリー・マキロイ発案の”バーチャル”と”リアル”を融合させた屋内型のゴルフリーグ。選手たちは、巨大スクリーンに映し出されたバーチャル空間上のコースをプレーし、50ヤード以内のショットやパッティングは、施設内の実際のグリーンを使用する。1チーム4人で構成された全6チームによって争われ、試合には3人が出場する。試合は計15ホールのマッチプレー形式で行われ、前半9ホールは3人が交互にプレー。後半6ホールは1対1のシングル戦を2ホール行い、最終的に合計ポイントが多いチームの勝利。