旧暦の1月20日だった17日、宮古島市では伝統の「旧二十日正月祭」がにぎやかに行われました。宮古島市城辺比嘉地区の「旧二十日正月祭」は、112年続く地域の繁栄と無病息災を願う伝統行事です。
「マーニ」と呼ばれるクロツグの葉で作った冠を頭にのせた住民たちが、2頭の獅子を先頭にホラ貝やかねを鳴らして周辺を払い清め、広場で「クイチャー」を踊りました。
このあと獅子舞の一行は集落をまわって地域の繁栄を祈願し、この1年の間にリフォームされた家や新たに農機具を購入した事業所を訪れ厄を払いました。
▼リフォーム宅の家主・前里和洋さん「この比嘉自治会に去年引っ越してきたんですが、比嘉自治会の一員として認めてもらえたような気持ちになります。浄めていただいて厄を払っていただいて感謝しています」
地域の子どもたちも参加し、にぎやかな祭りとなりました。