日本付近はこれから強い寒気が流れ込み、19日頃にかけて強い冬型の気圧配置となり、本州の日本海側では大雪や大荒れの天気となります。その後も断続的に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が数日続く見込みです。

<2月上旬の大雪との違い>
気象庁によりますと、2月上旬に比べると上空の寒気がやや弱く降雪量の予想がやや少ないということですが、冬型の気圧配置が数日続いて大雪が続く恐れがあるということです。また、今回は本州の日本海側を中心に大雪となる予想です。

普段積雪の多い所では平年よりも積雪が多くなっています。本州日本海側を中心とした地域では、これから19日頃にかけて山地を中心に平地でも大雪となります。特に東海地方の普段雪の少ない地域でも大雪となり、平地でも積雪となる所があります。2月上旬の大雪で、積雪も多くなっている地域ではさらに積雪が増えるため、大雪による災害発生の危険度が高まります。20日以降も本州の日本海側を中心に大雪が断続的に続き、積雪がさらに増える恐れがあるということです。

大雪による交通障害、暴風雪・暴風、高波に注意・警戒してください。積雪の多い地域では雪崩に特に注意です。屋根からの落雪、電線や樹木への着雪、落雷や竜巻など激しい突風にも注意が必要です。冬型の気圧配置が数日続くことから、最新の防災気象情報に留意してください。

■予想される24時間降雪量(多い所、cm)
地域   18日12時 19日12時 20日12時
東北    50    50    50
関東甲信  50    50    50
北陸    70    70    50
東海    60    50    40
近畿    40    50    30
中国    30    40    30

■警報級となる可能性のある期間
北海道 暴風雪
    17日午後6時~18日午前6時 高い
東北  大雪
    17日午後6時~19日 可能性ある
    暴風雪・暴風
    17日午後0時~18日午前6時 高い
    18日午前6時~午後12時 
              可能性ある
関東甲信大雪
    17日午後0時~19日 可能性ある
北陸  大雪
    17日午後6時~19日 可能性ある
    暴風雪・暴風
    17日午後12時~18日午前6時
              可能性ある
    波浪
    17日午後6時~18日午前6時
              可能性ある
東海  大雪
    17日午後6時~19日 可能性ある
近畿  大雪
    18日午後6時~19日 可能性ある
中国  大雪
    19日~20日    可能性ある

続いて雪と雨のシミュレーションです。