若者による大麻の使用が急増していることから県が、薬物乱用の危険性について学ぶセミナーを開きました。

セミナーでは青少年の薬物問題に詳しい法政大学の鬼頭英明教授が講師を務め、大麻の入手経路の多くがインターネットやSNSであること、2023年7月時点で全国での大麻で検挙されたおよそ7割が30歳未満の若者だったことなどを説明しました。

また、医薬品を決められた量を超えて服用する「オーバードーズ」が問題になっているとしたうえで、医薬品を目的以外に使用することも薬物乱用に当てはまると説明。

多くの市販薬は、15歳以上であれば購入することができるため若い世代が薬物依存症に陥る危険性を訴えました。

そのうえで薬物乱用をなくすには、害や怖さを強調するのではなく誰でも身近に起こりうる問題で小学校など早い段階から指導していくことが大事だと伝えていました。