■プロ野球 練習試合 DeNA 6-8 中日 (15日・ユニオンですからスタジアム宜野湾)

DeNAは中日に敗戦し対外試合今季初の黒星となった。試合は2ー2の同点で迎えた4回表、3番手で浜地真澄(26)が登板するも守備の乱れがあり勝ち越しを許した。その後適時打を浴びるなど計16安打を放たれリードを広げられた。一方DeNA打線は9回裏に加藤響(22)、度会隆輝(22)の適時打で4点を返す猛攻を見せたが追いつくことができなかった。

11日に行われた今季初の対外試合では中日を相手に完封勝利。その翌日には2軍戦で度会、森敬斗(23)、松尾汐恩(20)に三者連続ソロ本塁打が飛び出すなど大量16得点を奪い大勝を飾った。この試合の先発・伊勢大夢(26)は昨季リリーフで37試合に登板したが今季から先発に挑戦。8日の紅白戦では1回三者凡退に抑えている。

その先発・伊勢の立ち上がりは中日の先頭・土田龍空(22)に右安打を放たれると2番・上林誠知(29)にカウント2ー2からライトスタンドへの2ラン本塁打を浴び先制を許した。いきなり2点を失った伊勢、続く3番・鵜飼航丞(25)にも左安打を放たれ再び走者を背負ったが後続を打ち取り追加点は与えず。

その裏、中日の先発・三浦瑞樹(25)に対し先頭の度会は見逃し三振、2番・山本祐大(26)はカウント1ボールから2球目を左安打にし出塁。山本は盗塁も決め得点圏に進むも3番・筒香嘉智(33)は三ゴロ、4番・井上絢登(24)は二ゴロに倒れ得点できなかった。

2点を追う展開となった打線は2回裏、この回先頭の5番・佐野恵太(30)が右安打で出塁。すると6番・蝦名達夫(27)にレフトスタンドへの2ラン本塁打が飛び出しすぐさま同点に追いついた。

先発の伊勢は2回31球4安打2失点で降板、3回は2番手・山﨑康晃(32)が登板すると三者凡退に抑えた。

4回表、3番手で登板したのは現役ドラフトで阪神から加入した浜地。しかし浜地は無死走者無しから5番・ボスラー(31)に左二塁打を浴びると6番・津田啓史(22)のバントが投内連携の乱れを誘い勝ち越しを許した。さらに無死一、三塁から8番・石伊雄太(24)の左犠飛で4失点目。2死一塁から1番・土田に右二塁打を放たれるとライトを守る度会の悪送球もあり5失点目を喫した。

5回表は4番手・颯(26)が登板するも連打を浴び走者を背負うと2死一、三塁から7番・樋口正修(26)にライトへの適時打を放たれ2ー6と突き放された。

6回、7回は5番手・松本隆之介(22)が1安打無失点に抑える好投。8回からは小園健太(21)が登板するも9回表、3番・鵜飼に四球、4番・石川に左安打を放たれると5番・板山祐太郎(30)にライトへの適時打を放たれ2ー7。2死一、二塁から8番・味谷大誠(21)に適時内野安打を許し2ー8と点差を広げられた。

6点差となった打線だが9回裏、中日の・近藤廉(26)の前に4番・井上、6番・蝦名が内野安打で出塁しチャンスを作ると8番・九鬼隆平(26)は四球を選び満塁とした。すると9番・加藤にレフトへの適時二塁打が飛び出し2点を返した。続く1番・度会もセンターへの適時打を放ち6ー8と猛攻を見せた。しかし2点差まで追い上げた打線だったがあと1歩及ばず試合終了。敗戦したDeNAは対外試合で今季初の黒星となった。