明治安田J1・アルビレックス新潟は15日、アウェーで横浜F・マリノスと今シーズンの開幕戦を迎えました。今季からチームを指揮する樹森大介監督の初陣となった試合は、MF太田修介のゴールで先制するものの終盤に追いつかれ、引き分けに終わりました。
2月開幕のシーズンとしては、今季が最後となるJリーグ。
樹森新体制となったアルビレックスは、前のシーズンまでのボールを握りながら攻撃を仕掛けるスタイルを踏襲しつつ、守備の部分でボールに向かう激しさが加わり、マリノスの攻撃を分断します。
アルビレックスは前半13分、DF橋本健人のスルーパスからFW長谷川元希が狙いますが、ここは相手に阻まれます。さらに続くコーナーキック、DF橋本のボールはDF稲村隼翔に惜しくも合わず、得点とはなりません。
歓喜の瞬間が訪れたのは、26分でした。DF橋本の鋭いパスを受けたMF太田が左足でシュートを放つと、これがゴールに吸い込まれ、先制に成功します。
その後もFW長谷川やMF太田が決定機を作るものの追加点を奪えず、前半を1対0で折り返します。
後半もアルビレックスは怒涛の攻撃を見せます。
後半9分には、DF橋本のクロスをキーパーが弾いたところ、FW長谷川が狙いますが、惜しくも決めきれず。その後も立て続けにシュートを放ちますが、追加点とはなりませんでした。
しかし、マリノスは後半30分、コーナーキックのこぼれ球をFW遠野大弥が拾ったところ、アルビレックスのMF宮本に倒されPKを獲得。これをアンデルソン ロペスに決められ、アルビレックスは同点に追いつかれます。
アルビレックスは後半50分、DF橋本のパスから途中出場のFW矢村健が狙いますが、決めきれません。
試合はこのまま1対1の同点で終了。アルビレックスの今季初戦は引き分けで勝ち点1を得る形となりました。