林官房長官は、アメリカのトランプ大統領がロシアを「G7」=主要7か国の枠組みに復帰させる考えを示したことを受け、「G7メンバーとよく意思疎通をしていきたい」と話しました。

アメリカや日本などG7各国は、2014年に、ロシアがウクライナ領だったクリミアを一方的に併合した後、「G8」となっていた枠組みからロシアを排除することを決めましたが、トランプ氏は13日、「追放したのは間違いだった」と話し、ロシアを復帰させる考えを示しています。

林官房長官
「我が国として引き続きG7の結束およびG7による連携、協力を重視しております」

林官房長官はきょうの会見で、ロシアを復帰させるべきだとするトランプ大統領の発言について現時点での評価は避けましたが、「アメリカをはじめとするG7メンバーとよく意思疎通をしていきたい」との考えを示しました。

また、G7については、自由、民主主義などの基本的価値を共有するメンバーが国際社会の重要課題について議論し、「国際情勢への対応に機動的かつ効果的に機能している枠組みだ」と強調しています。