コメの価格高騰を受け農林水産省は14日、備蓄米21万トンの放出に向けた概要を公表しました。一方で沖縄県内のコメ流通の関係者は、既に高値で仕入れたコメの在庫があるためすぐに値下がりすることはないとの見方を示しています。
農林水産省は14日、備蓄米21万トン、茶碗で32億杯分を市場に放出し、早ければ3月末に店頭に並ぶ見通しを示しました。流通の円滑化を目的とした備蓄米の放出は初めてです。

▼江藤拓 農林水産大臣 「流通が滞っている、スタックしている状況をなんとしても改善したいという強い決意の数字だと受けとめていただけたら」
放出されるのは2024年産と2023年産の備蓄米で、流通量の増加による値下がりが期待されています。
一方で県内のコメ流通の関係者からは、既に高値で仕入れたコメの在庫があることから、「備蓄米が流通してもすぐに店頭に並んだり、値段が下がったりすることはないのでは」との見方も出ています。
