先週末、記録的な大雪となった福島県会津若松市では、温泉街にも被害が出ています。
阿部正輝記者「会津若松市の旅館です。雪の重みで屋根が幅数メートルにわたって壊れてしまっています。きょうは風も強いので非常に危険な状態です」
会津東山温泉「いろりの宿芦名」では、13日、積もった雪の重みで屋根の軒先部分が崩れ落ちました。

いろりの宿芦名・和田美千代女将「休館日だったので誰もいなくて、私が裏から来て、ギャー、こんなになっている、って」
けが人はいませんでしたが、14日以降の宿泊予定者には電話で状況を説明するなど対応に追われています。
和田女将「業者に頼んで運んでもらうように手配しているが、こういう状況だから来るのにも1時間くらいかかるらしく、今待っている状況。仕方ないって言うか、早く溶けておさまってほしい」
福島県のまとめによりますと、大雪の影響で、県内では2月4日から12日までに雪下ろし中の事故などで2人が死亡、25人がけがをしています。また、住宅が壊れる被害は合わせて18件、農業用ハウスの倒壊は会津地方の11市町村で134件に上っています。
そして、観光業にも大きな打撃が。清流を臨む、源泉かけ流しの露天風呂が自慢の「会津東山温泉原瀧」です。
原瀧・五十嵐俊之さん「ご宿泊のお客様のキャンセルが発生している」















