アメリカのヘグセス国防長官はウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟について、戦闘終結に向けた交渉の中では「あらゆる選択肢がありうる」と話しました。前日に「非現実的だ」と述べた自身の発言を軌道修正した形です。

ヘグセス国防長官
「プーチンやゼレンスキーとの協議ではあらゆる選択肢が検討されます」

ヘグセス国防長官は13日、ロシアとウクライナの戦闘終結に向けた交渉について「トランプ大統領が主導する。私は何を譲歩し、しないかについて言う立場にない」と話しました。

ヘグセス長官は12日にウクライナのNATO加盟について「和平交渉での現実的な成果になるとは思わない」と発言していましたが、軌道修正した形です。

また、ウクライナ南部のクリミアをロシアが一方的に併合した「2014年より前の国境に戻るのは非現実的な目標だ」と話したことについても、「これはプーチンに対する譲歩ではない。現地の厳しい現実の認識だ」と釈明しました。