13日、俳優の松井玲奈さんが、映画『EARTHBOUND』の上映記念パーティーに登場しました。

映画『EARTHBOUND』は、先進国による廃プラスチック問題に立ち向かうケニアの女性を描いたドキュメンタリー作品。

松井さんは“学校の授業やいろいろな場面で環境問題に触れることはあっても、自分の手には届かない大きなものだと思っていました。けど、映画を観て(主人公の)ンザンビさんが海に行った時に、プラスチックがまとわりついて海が汚染されているのに気付いた。大きな気付きではなくても、日常な些細なことから気付いて行動に起こすことができる。私にとっては、気付きのきっかけの映画でした”と、学びある映画だとアピールしました。

また、松井さんは、撮影を通じて環境問題について考えることがあったと話し、“映像を作る制作現場で当たり前になってしまっている環境に良くないことがある。食事をするシーンになると撮影時間が長くるから、スタッフさんがカットがかかるたびに全ての食べ物にラップをかけて、ラップを廃棄している。心遣いでやっていることだけど、どんどん捨てられることに心が苦しくなる瞬間があった”と吐露。

しかし、ある女優さんが「繰り返し使えるものを使っていこう」と声をかけたことで、撮影現場で繰り替えし使えるものを使っていこうという風潮に変わったそうで、松井さんは“これって変わらないかと思っていたことが、小さなきっかけで現場全体が変わるんだっていう気付きがあったのは、大きなことだったなと感じました”と振り返りました。

松井さんは「社会貢献」についても触れ、“地元愛があるので、地元の愛知県の豊橋市で映画祭が行われる際は、自分が出演した作品をもって、映画祭に出られるようにスケジュールを調整していただいたりして、それによって沢山の方が愛する街に帰ってきてくれるというきっかけを作ったり、あとは、とても素敵な図書館があるので、そこで町の方々に自分のおすすめの本を紹介するという取り組みをしている”と明かし、“小さな取り組みが、街を盛り上げていけるような力になれたらいいなと思っています”と、地元への愛を語りました。

【担当:芸能情報ステーション】