子孫繁栄などを願い、ご神体を激しく奪い合うことで知られる「御塞神祭(おさいじんさい)」がきのう、山形県寒河江市で行われ、寒い夜を熱く盛り上げました。

寒河江市の平塩熊野神社では、毎年、旧暦の1月15日に御塞神祭が開催されています。

御塞神祭は子孫繁栄を願って行われる伝統行事で、境内の松の木から作られる男性の象徴をかたどったご神体がまかれ、手に入れると縁結びや子宝に恵まれるなど様々な幸運が訪れるといわれています。

昨夜は宮司や地元の人らが集まり、ご神体に「入魂」する神事が行われました。

「ほーいほいほいほいほい」

地元の消防団によって、ご神体が運び出されていきます。

藤井響樹アナウンサー「いよいよご神体が、戦場に運ばれてきました。今年のご神体は全部で30体ですが、今からそれぞれの願いを持って、ご神体を奪い合います」

寒河江市出身 真木駿さん「ずっと独身なんで、すてきな奥さんに出会って、子宝に恵まれるように。(今まで)1回目で1本取って、2回目2本取って、計3本取りました。今年は3本取れるように頑張ります!」