ロシアが軍事侵攻によって実行支配しているウクライナの領土について、アメリカのトランプ大統領は「一部はウクライナ側に返る」との見方を示しました。

アメリカ トランプ大統領
「一部は返ってくると思う。領土の一部は返ってくるでしょう」

ロシアのプーチン大統領とウクライナでの戦闘終結に向けた交渉開始で合意したトランプ大統領は、ロシアが実効支配するウクライナの領土についてこのように発言しました。

一方で、ロシアがウクライナ南部のクリミア半島を一方的に併合した「2014年より前の国境に戻る可能性は低い」との見解を示しました。

また、ウクライナが希望するNATO=北大西洋条約機構への加盟について、トランプ大統領は「ロシア側が長い間、『絶対に認めない』と言ってきた。私はそれでOKだ」と述べ、和平交渉での成果になるのは「非現実的だ」との見方を示しています。