ロシアのプーチン大統領がシリア暫定政権のアハマド・シャラア大統領と電話会談しました。アサド前政権崩壊後、トップレベルの接触は初めてとみられます。

ロシア大統領府は12日、プーチン大統領がシリア暫定政権のアハマド・シャラア大統領と電話会談を行い、二国間協力の発展に向けて接触を継続していくことで合意したと発表しました。

プーチン政権が支援してきたアサド前政権が去年12月に崩壊して以降、トップレベルの接触は初めてとみられます。

暫定政権は、ロシアに対し「過去の過ち」への補償を求め、ロシアに亡命したアサド氏の身柄引き渡しを求めているとされています。

ロシア大統領府の発表では「会談は建設的だった」としていますが、これらの議題やシリア国内にあるロシア軍基地の扱いについては言及していません。