◇《流氷が覆わない冬の海には巨大生物の群れが…》
堀内大輝アナ)
こうした中、北海道知床エリアでは、いま、流氷の代わりといってはなんですが、ある『生き物』が間近で見られると、話題を集めています。
悠々と空を舞うのは、オジロワシの群れです。
北海道東部の羅臼町、『知床観光クルーズ』が撮影した映像です。

知床ネイチャークルーズ 長谷川喜勇さん
「流氷は、例年以上に遅れているが、オジロワシやオオワシに関しては、例年通り、たくさん見えています」
この時期は、“流氷”の上で羽を休めるオジロワシやオオワシが見られると、人気のスポットです。そして今シーズンは、ダイナミックな“シャチ”の姿も見ることができるんです。
知床ネイチャークルーズ 長谷川喜勇さん
「流氷の代わりにシャチが、羅臼の沖に観光船が到達できるところに、今シーズンの冬は見えている。そういった部分でも、客に楽しんでいただいている状況です」
堀内大輝アナ)
羅臼町沖のオホーツク海にも、まだ流氷がやってきていないという状況なので、その分、シャチの群れが沿岸に近いところまでやって来ることができる…というわけです。
堀啓知キャスター)
こうした生き物たち、海の生態系を残していくためにも、流氷の存在が欠かせないわけで、流氷が遅いということが、どういうことを意味するのかについて、今一度、考えなければいけないと再認識しました。