■山小屋までの険しい登山道を…


またもや山岳警備隊に救助の要請です。

記者:
「2人ですか?1人?」

隊長:
「2人」

立山と別山の間で、登山者が動けなくなったというのです。


記者:
「今、事故があったという一報が入りました。山岳警備隊のあとを追います」

田中隊員:
「ピカピカしてる」

剱沢の隊員が登山者のもとに駆け付けました。大丈夫でしょうか。

記者:
「お疲れ様です。大丈夫そうですか?」

原隊員:
「大丈夫そうです」「寒さはどうですか」「寒さ大丈夫ですね。」

富山県警山岳警備隊 柳本直樹隊員:
「18時22分トラバース道終了しました。稜線の縦走路まで合流しました」



疲労で動けなくなった男性を、原隊員が背負います。

原隊員:
「じゃあ、おんぶしますね。せーの」「じゃあ行こうか」


近くにある山小屋を目指します。

「交代しますね」

険しい道を進む隊員たち。ようやく山小屋の明かりが見えてきました。

無線:
「剱御前小屋までの搬送を完了しました。遭難者容態変わりなしです」


無事に山小屋に到着したようです。



柳本隊員:
「18時45分剱御前小屋までの搬送完了しました。遭難者容態変わりなしです、どうぞ」

原隊員が男性のバイタルチェックを行い、異常がないか確かめます。

男性:
「助かりました」



無事に救助活動を終えることができました。

原隊員:
「無事救助できてほっとしてます。それだけです」


富山県警山岳警備隊 飛弾晶夫隊長:
「紅葉のすばらしい景色を見に奥の山の方に入っていくと、滑ったり崩れてきたりガスがかかったり、登山者の行動自体にかかるリスクというのは大きくなるので、事前に察知して対処して行かなければいけない」


そして翌日の連休最終日。

田中隊員:
「80歳ぐらいのおじいちゃんがここ通ったりしてないですかね」

お年寄りが行方不明の一報が。

早坂隊員:
「上ですか」
記者:
「上です」
早坂隊員:
「上、了解です」

さらに立山では遭難事故も発生しました。


続きは後編で。