全国の日蓮宗寺院から集まった僧侶が、昨年11月から100日間、千葉県で寒空の下1日7回の水行と読経という厳しい修行に臨みました。その修行を終えた最上稲荷の僧侶が帰山し、修了を奉告しました。

「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」

降りしきる雪の中、修行に参加した最上稲荷の稲荷泰秀副山主と共に修行に励んだ中四国の僧侶12人が最上稲荷を訪れました。

修行僧は、日蓮宗大本山の一つ、千葉県の中山法華経寺で100日間、午前3時から午後11時までの間に1日7回の水行と薄いむしろに正座して読経するという厳しい修行に臨みました。

今日(12日)は締めくくりとして水行で身を清めた後、本殿に祀られている最上三神や開祖である日蓮聖人に修行の修了を意味する成満(じょうまん)を奉告しました。

奉告式で、稲荷副山主は日蓮宗の僧侶として祈祷することができる「修法師(しゅほっし)」となることが認められました。