山口大学と損害保険大手のあいおいニッセイ同和損保が、研究などで包括連携協定を結ぶことになり、調印式が5日行われました。

式では、あいおいニッセイ同和損保の毛利吉成執行役員と、山口大学の谷澤幸生学長が協定書に署名しました。

協定では、保険事業で得られた知見を大学の研究に役立て、成果を社会に還元します。具体的には、自動車保険加入者の車の走行データをまちづくりや気候変動などの研究に生かすほか、ペット保険での知見を獣医学部の研究のほか、福祉や人々の暮らしに役立てる予定です。

あいおいニッセイ同和損害保険 毛利吉成執行役員
「われわれが持っているデータとか、これまでの事故のいわゆるビッグデータ、こういったものと、大学がいろいろ研究されている高度な知見と組み合わせ、掛け合わせることで、安全安心なまちづくりにつながるのではないか」
山口大学 谷澤幸生学長
「それを活用・分析して研究に役立てる、その結果を企業にもお返ししてお互いにメリットを享受できるんじゃないか」

両者はすでに交通システムや防災の研究で、共同して取り組んでいます。