明治時代、命をかけて日本の外交問題を解決したとされる備前岡山藩の武士、瀧善三郎。その功績を伝える演劇が今月(2月)22日・23日に岡山市で上演されます。
本番に向け、きょう(11日)出演者らが通し稽古を行いました。
「いやああ~~~!!まて!!鉄砲!!」
きょうの通し稽古には、キャストとスタッフ合わせて約50人が参加しました。演劇は岡山市北区御津金川出身の備前岡山藩の武士・瀧善三郎の生きざまをテーマにしたものです。
善三郎は岡山藩と外国兵が衝突した「神戸事件」の責任を1人でとり、切腹することで外交問題を解決したとされています。

(瀧善三郎)
「きさまのことを大事に思うておる女一人もろくに守れないで、大きなことをなせる男になれると思うか。」
今回の演劇は、その功績を多くの人に伝えようと、岡山県の内外で活動する「劇団歴史新大陸」が企画したもので、きょうは、出演者らがセリフのタイミングなどを一つ一つ丁寧に確認していきました。
(劇団歴史新大陸代表 後藤勝徳さん)
「世界に誇れるラストサムライがいたということを、岡山の人、それから岡山以外の人にも皆さんに知っていただいて。ぜひとも、誇りに思っていただけるようなお芝居を作っていますので、皆さんにもそういう風に思ってもらえると嬉しいです。」

「ラストサムライ瀧善三郎のBUSHIDO」は、今月22日・23日に岡山芸術創造劇場ハレノワで上演される予定です。
チケットはすでに完売したということですが、オンラインで演劇を視聴できる配信チケットは販売されているということです。