バレンタインを前に岡山市北区の寺にチョコレートを持った女性たちが集まりました。彼女たちが愛を伝えたい相手とは?

岡山市北区の光珍寺に次々に集まってくる女性たち。その手元には…

(訪れた人)
「チョコレートを持ってまいりました。すてきだなと思って。大好きです。現代の男性も素敵な男性はいらっしゃいますけれども」

(砂山祐佳里記者)
「チョコを贈る相手というのが、こちら。岡山出身の戦国武将・宇喜多直家公なんです」

岡山の城下町の礎を築いた戦国武将・宇喜多直家の法要です。チョコレートの奉納は直家の命日が2月14日であることから、11年前に県外の女性ファンが法要で始めたものだといいます。

(訪れた人)
「家臣を大事にするというのと策略も大したものだと思う」
「推しの人を大切にするとか、地域の先人を大切にするということがこの地域に向けての愛につながると思うので」

はじめは5個だったというチョコレートの数は増え続け今年は80個がお供えされました。この盛り上がりように住職は…。

(石渡隆純住職)
「16回目なのにすごいですよね。郷土の偉人をちょっと知ってもらえたらね、うちとしては宇喜多家のいい供養になるかなと」

中には直家の末裔だという女性の姿も。

(尾沢理美さん)
「こんなに多くのみなさまにすごく慕っていただけているというのが、今日本当に実感できてよかったです。宇喜多直家の誇りだと思います」



チョコレートの数はアイドルさながら。時を超えたラブコールは直家にどう届いているのでしょうか。