先日の今季最強寒波に続き、来週17日以降、日本各地は再び強い寒気に覆われ、『平年比の3倍超えの大雪』や『かなりの低温』が予想されています。

気象庁は、2月16日から24日にかけての「低温と大雪に関する早期天候情報」を発表しました。

早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

気象庁「低温に関する早期天候情報」

まず、低温に関する早期天候情報については、北陸東海近畿中国四国九州・奄美沖縄地方に発表されており、いずれも、2月17日頃から『かなりの低温』となっています。

13日発表の「低温に関する早期天候情報」では、関東甲信地方でも2月19日頃から、『かなりの低温』となっています。

気象庁「大雪に関する早期天候情報」

次に、大雪に関する早期天候情報については、北陸岐阜県山間部は2月17日頃から、長野県北部・群馬県北部は2月18日頃から、冬型の気圧配置が強まるため、降雪量がかなり多くなり『大雪』と予想されています。

気象庁「大雪に関する早期天候情報」13日発表分

また、13日発表の「大雪に関する早期天候情報」では、東北日本海側、近畿日本海側、山陰地方でも、2月18日又は19日頃から、冬型の気圧配置が強まるため、降雪量がかなり多くなり『大雪』と予想されています。

雪のシミュレーションでは、17日以降、北陸などで『大雪』

各地域の平年比・5日間降雪量は、
▼東北日本海側 182%以上
▼長野県北部 群馬県北部 188%以上
▼北陸地方 237%以上
▼岐阜県山間部 219%以上
▼近畿日本海側 308%以上
▼山陰 311%以上
と予想されています。

シミュレーションでは、17日以降、強い寒気に覆われる見込み

また、上空1500mの寒気のシミュレーションによりますと、18日頃から日本全体をマイナス6度の寒気が流れ込み、その状態が約1週間ほど続き、24日頃にかけ寒気に覆われる見込みです。

特に、北海道、東北、北陸地方では、さらに強いマイナス12度以下の寒気が流れ込む予想となっています。

気象庁は、農作物の管理や水道管の凍結等に注意するとともに、除雪などの対応に留意してくださいと呼び掛けています。

最新の2月19日から27日にかけての「低温と大雪に関する早期天候情報」は、こちらの記事をご覧ください
今後の雪と寒気の予想シミュレーションを画像でご覧頂けます