この冬最強、そして最強寒波による雪のピークは過ぎましたが、このあと注意したいのが「落雪」です。
屋根の上には、まだ雪が多く残っているところもあります。気温が上がり、雪がとけ始めると、屋根などに積もった雪が滑り落ちてくる、いわゆる「雪ずり」の危険性も高まります。

こちらは、5mの高さから雪の塊を落下させる実験動画。
落下した雪の塊は大きな衝撃音とともに粉々に。車の屋根は大きくへこんでいるのが分かります。

こちらは氷の塊をフロントガラスに落とした時の様子。大きな音を立てて落下すると、フロントガラスには、一瞬にして大きなひびが入りました。

道路の雪は解けても、屋根の上などには、まだこんもりとした雪が残っている場所もあり、気温の上昇とともに、水分を含んだ重たい雪が、ずり落ちてくる危険性も高まります。

大きな衝撃があり、人や物に当たると重大な事故につながりかねない落雪。

雪道では滑らないよう、つい足元にばかり注意が向きがちですが、建物の下を通る時などは頭上にも注意が必要です。