日が昇る前に始まる漁師の仕事
午前6時半。
漁師見習いの松尾さんの仕事は日が昇る前から始まります。
師匠が針にエサをつけたら漁へ出発です。
師匠・三船良次さん
「いいか?」
漁師見習い・松尾栄作さん
「はい、大丈夫です」「寒い」

12月から1月にかけてはエサを船でひきまわす一本釣りのシーズン。
旬のサワラやブリを狙います。
漁師見習い・松尾栄作さん
「一回竿を下ろしたら止められない。だいたいいつもだと夕方の4時か5時までなので10時間くらいですね」

竿に魚がかからないか、少しの動きも見逃さないよう注意を払います。
待つことおよそ30分。釣れる前に取材をしていた記者が、船酔いでダウンしてしまいました。
漁師になってまだ間もない松尾さんですが、当初から船酔いには強かったそうです。

漁師見習い・松尾栄作さん
「最初から全くないです船酔いは、ただ車には酔います、なぜか。もうちょっと波が?荒くなってくると吹っ飛んでいきます、自分が。それで船から落ちそうになったことは何回かあるから、やっぱ怖いっちゃ怖いですね」
12月から1月は一本釣り 旬のサワラやブリを狙う
そして待ちに待った瞬間がー。

漁師見習い・松尾栄作さん
「いま、きています、これで巻き上げる、途中から手であげる」

釣れたのは大きなブリ。午前中に2匹を釣り上げました。

師匠・三船良次さん
「初めての経験やろうけんね向こうもね、それでもなんとか自分なりには頑張りようみたいやけどね」「段取りがまだ覚えきらんから、ある程度年数踏まんとね、こればっかりは」













