任期満了にともなう浦添市長選挙が9日に行われ、現職の松本哲治(まつもと・てつじ)さんが4期目の当選を果たしました。

9日に投開票された浦添市長選挙は自民・公明が推薦する現職の松本哲治さんが2万9607票を獲得し、無所属で新人の里道昭美(さとみち・あけみ)さんに1万4367票差をつけ、4選を果たしました。

大差での4選を果たした松本哲治氏


▼松本哲治氏 「敬愛してやまない比嘉昇市長の4期と同じ数に到達したということは本当に感無量でございます。本当にありがとうございます」「区画整理事業、あるいは西海岸に期待する声なども多くいただきましたので、そういう意味においては公約の全般的な評価・期待を市民の皆様からいただいたと考えています」

浦添市長選挙は松本市政への評価や米軍那覇軍港の浦添西海岸への移設の是非などが争点となっていました。

米軍・那覇軍港の浦添西海岸への移設を「苦渋の決断」として容認している松本市長は「市民から理解をいただいていると再確認できた」と述べました。無所属で新人の里道昭美さんは及びませんでした。

敗れた里道氏(9日夜)



▼里道昭美氏 「残念ですけど、成果があった。大きな収穫があった戦いだったと思っています」「西海岸を守る人たちの心に火をもう一回つけたと思っていますし。(選挙期間中)何より子どもたちに “守って下さい” と本当に言われました」「あの海がずっと守られるように動いていきたい」

投票率は50.73%で、前回選挙を12.25ポイント下回り過去最低となりました。