埼玉県で発生した道路陥没事故を受けて岡山市は、築40年以上の下水道管が通っている土地に空洞がないかどうかの調査を始めることを明らかにしました。

調査の対象となるのは、直径2メートル以上、築40年以上が経った下水道管が埋まっている道路約9.3キロです。埼玉県八潮市で発生した陥没事故をうけ、事故を未然に防ぐための対策で、今週中には始めるとしています。

調査する場所は、JR岡山駅西口周辺、岡山市役所付近から岡山市北区岡南町周辺、岡山市南区の藤田から浦安西町の周辺です。

地上からレーダーのついた車両を使い、約1か月かけて道路の下に空洞がないかを調べます。

(大森雅夫岡山市長)
「岡山市では、国からの緊急点検要請の対象ではございませんが、同様の事故を未然に防止し、市民の安全安心の確保に努めたいと思います」

また、岡山市では、橋など水道管以外のインフラの老朽化対策についても具体的な検討を進めているということです。