顔にススを塗って地域の家々を回り、火伏せ=防火を祈願する祭り「切込の裸カセドリ」が8日夜、宮城県加美町で行われました。
「へそび」と呼ばれるかまどのすすで顔を真っ黒に染めた8人の男衆。8日夜、加美町宮崎の切込地区で行われた裸カセドリは防火を願う火伏せの行事です。

男衆は、「ホーホー」と奇声を上げながら集落の家々を回り、住民の顔にもご祝儀と言いながら容赦なくすすを塗っていきます。

裸カセドリは、切込地区に200年以上前から伝わるもので、県の無形民俗文化財に指定されています。

住民:「火伏せの行事だが地域が活性化して元気な地域になってほしい」
男衆:「みんなが健康で丸一年幸せで過ごせるようにと墨を塗った」
今年は地域の3軒を回って防火や家内安全などを祈願しました。