ウクライナとの戦闘のためロシアに派遣された北朝鮮兵について、ゼレンスキー大統領は再び前線に投入されたとの認識を示しました。

ゼレンスキー大統領は7日、ウクライナ軍が越境攻撃を行うロシア西部クルスク州で、「ロシア軍が北朝鮮兵を再び投入している」との見方を示しました。ウクライナ軍が「かなりの数」の兵士を排除したと主張していて、「数百人のロシアと北朝鮮の兵士」だとしています。

ゼレンスキー大統領は去年12月、クルスクに投入された北朝鮮の兵士について、「死傷者はすでに3000人を超えている」と指摘していました。

ロシアに派遣された北朝鮮兵をめぐっては、韓国の情報機関・国家情報院が、多数の死傷者が出たことなどから、先月中旬から戦闘に参加していないとの見方を明らかにしていました。