童謡「いぬのおまわりさん」の作詞を手がけた大分県竹田市出身の佐藤義美の生誕120年を記念した企画展が開催されています。
1905年に竹田市に生まれた童謡作家・佐藤義美は63年の生涯で3000を超える作品を世に送り出しました。
今年で生誕120年を迎えることから生家の近くにある記念館では功績を振り返る企画展が開催されています。

(佐藤義美記念館・稙田誠さん)「私物とか義美さんが書かれた本など、ここでしかないようなものもたくさんあります」
企画展では佐藤義美の人物像に焦点を当て貴重な写真や資料のほかプライベートでのエピソードなどを紹介しています。また、作詞を手がけ代表作ともいえる「いぬのおまわりさん」に関する資料も展示されています。

このほか、記念館では晩年の神奈川県の仕事場が再現されていて、日本を代表する童謡作家の功績に思いをはせることができます。
(稙田誠さん)「大分でも知らない方がたくさんいると思いますので、人柄というかそういう魅力にも触れていただければいいのではないか、またそれが作品を好きになるきっかけになる気がする」
生誕120年の企画展は3月2日まで佐藤義美記念館と竹田市歴史文化館の2会場で開催されています。