最強寒波がもたらしている“ドカ雪”の影響で、各地で車の事故やトラブルが相次ぎました。懸念されるのが、今後やってくる2回目のピーク。寒波はいつまで続くのでしょうか?
関東でも連日の氷点下…春の訪れはまだまだ先?
小野裕子 気象予報士:
きょう6日(木)はいったん雪の降り方が落ち着いているところもありますが、8日(土)を中心に、また大雪に警戒が必要となってきます。

あす7日(金)は、雪の降るエリアに少し変化がありそうです。JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)によって発達した雪雲が相変わらず流れ込む北陸や東北に加え、日本海側から一気に雪のエリアが広がり、中国山地や四国などでも雪が見られるようになりそうです。
普段は雪が少ない東海や四国、そして九州南部でも雪となり、週末にかけて平地でも積もるようなところが出てきそうです。
続いて、あす7日の夕方にかけて予想される雪の量をみていきます。今回の寒波ですでにかなりの雪が積もっていますが、24時間降雪量は東北・北陸で最大80センチ、北海道・中国地方で最大60センチ、四国でも25センチの予想となっています。この先もさらに積雪がかさんでいきそうなので、交通障害などに警戒してください。

そして、きょう6日の朝の東京都心は氷点下0.6度で、今シーズン一番の冷え込みとなりました。名古屋や大阪、高知でも連日の氷点下となっています。

気象庁から発表された最新の1か月予報(2月8日~3月7日)では、3月のはじめにかけて北日本では平均気温が高い傾向となっていますが、沖縄では低い予想です。一方、東日本と西日本ではほぼ平年並みということで、この先もすぐにあたたかくなることはなさそうです。春の訪れはまだまだ先かもしれません。
井上貴博キャスター:
このあとあたたかくなっても、雪崩などに注意が必要ですよね。
小野裕子 気象予報士:
来週は特に気温が上がりそうなので、融雪災害に気をつけていただきたいです。