「令和のコメ騒動」と言われだして約半年、コメの価格高騰に歯止めがかかりません。6日、県内の大手スーパーでは5日より、5キロあたり1000円値上がりした銘柄もあることが分かりました。
猛暑による天候不順、需給バランスの偏りなどで高騰が続く「コメ」の価格。
▼子連れの母親
「コメが簡単に食べられない時代になったなと残念です。家計的に本当に厳しいですね」
▼男性
「高過ぎるならパンを食べるかも」
県内の大手スーパーでも6日、大幅な値上げがあり、5日までと比べて5キロあたり高いもので1000円値上がりした銘柄もありました。
▼女性
「大変ですよね。家族が多くて何人も子どもがいる家庭は大変だと思います」
▼女性
「ちょっと驚きですね。コメは結構余っているという話も聞くので、それで上がるって何なんだろうな」
大手スーパーの売り場担当者によると、大幅な値上げは仕入れ価格の高騰が主な原因です。「企業努力をしても正直厳しい状況。コメ以外の商品、麺やパンなどの品揃えなど、コメに代わる提案をしていきたい」と話しています。
コメの価格高騰の影響は飲食店にも及んでいます。ご飯のおかわりを無料で提供している、大手ステーキチェーン「やっぱりステーキ」では―。
▼ディーズプランニング 戦略本部 潟浦貴浩 部長
「今まで経験したことのないスピードで、コメの価格が上がっています。そもそもコメの確保が難かしくなってきていて、今までうちは単一原料米(原料が一種類のコメ)を使っていますが、一部の店舗ではブレンド米などを入れる状況にもなってきています。今のところはまだ自社でどうにかするために頑張っています」
農林水産省は先月末、流通不足解消に向け、備蓄米をJAなどに売り渡す方針を発表しましたが、県内での価格安定につながっていくのか。コメの価格の動きに一喜一憂する日々はしばらく続きそうです。