熊本県の天草地方でいま旬を迎えている幻の高級魚があります。店頭にもめったに並ばないという魚、「全身がトロ」と表現されるその味は?(2025年1月23日放送)
幻の高級魚「灸」とは
やってきたのは天草市の本渡港。「本渡地方卸売市場」は、天草近辺でとれた新鮮な海の幸が集まる場所です。
川上リポーター「幻の高級魚、いまが旬でここで獲れていると聞いたんですけど、何という魚ですか?」
天草漁業協同組合本渡支所 森耕助支所長「“灸”のことですかね?」
川上リポーター「全く想像がつかない・・・」

お灸の「灸」と書いて「ヤイト」と読みます。釣りが趣味の川上涼佳(かわかみ すずか)リポーターでさえ知らない謎の高級魚「ヤイト」とは・・・?
森支所長「これがヤイトです」
川上リポーター「えっ!?カツオ・・・ですか?」

ヤイトは、全国的には「スマ」と呼ばれるカツオの仲間。からだにお灸の跡のような模様があるため、「ヤイト」と呼ばれているそうです。

また、旬であるにも関わらず3日連続で市場に揚がらないこともあるという、まさに「幻」の魚。
その価格は、なんと1キロ3500円を超えることもあるのだとか。例えば鯛は1キロ1200円程なので、その差は歴然です。
森支所長「本渡市場で揚がるカツオの種類は4~5種類あるんですけど、その中でも一番高級」
さらに特筆すべきは、その味だそうです。