鳥取県内の特殊詐欺被害としては過去最高となる4550万円をだまし取られる事件が発生しました。鳥取県警が捜査を進めています。
鳥取県警察本部によりますと、被害にあったのは鳥取県東伯郡内に住む女性(70代)で、6月、架空の債権買収業者から利用料金の未納を知らせる封書が届いたため電話すると、女性がコンピュータウイルスを出しているので補償費用が必要と言われ、80万円を指定の口座に振り込んだということです。
その後「日本保護協会」「警視庁刑事二課」「日本ネットワークセキュリティ協会」を名乗る複数の電話が連日かかるようになり、「あなたは被害者なので返金する」「詐欺にあたるので返金予定のお金を差し止める」「サイバー保険料が必要」「口座にお金を入れておくと危ない、預金を守る口座に移動させましょう」などと惑わすように誘導され、8月中旬までに10万円から100万円まで67回、あわせて4550万円を振り込み、だまし取られました。
鳥取県内の特殊詐欺被害としては過去最高額です。
振込先の口座が5つの金融機関にわたるなど複雑で悪質な手口で、鳥取県警は詐欺の疑いで捜査を進めています。
警察は未納料金のお知らせといった封書やメールが届いても、絶対に電話しないよう呼び掛けています。
注目の記事
20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

15年前の“時効撤廃”なければ逮捕されることはなかった 安福久美子容疑者(69) 別事件の遺族は「ぱっと明るくなりました」 全国には未だに350件以上の未解決事件









