先月25日、富山県高岡市の20代男性の携帯電話に、国税庁を名乗るショートメールで税金の未納を支払うよう求める指示が届き、4万円をだまし取られる詐欺被害がありました。

警察によりますと9月25日、高岡市に住む20代男性の携帯電話に、国税庁の名前で「税金の未納がある」とショートメールが届きました。

男性が添付されたURLを開いたところ、国税庁のホームページのようなサイトに移動し、未納の4万円分を電子マネーで支払うよう記載があったため、男性は電子マネーを購入しその個別番号を入力したということです。

その後、納付が完了したなどの連絡がないことを不審に思い、男性がインターネットで検索したところ、国税庁を名乗る同様の詐欺被害があることがわかり警察に被害を届け出ました。

警察は国税庁などの官公庁を名乗って「税金の未納がある」などとメールを送信したり、電子マネーを購入させてその個別番号をメールや電話などで知らせるよう要求したりするのは特殊詐欺の手口だとしています。

警察は、身に覚えのない請求が届いたり、不審なメールが届いたりした場合は一人で悩まず、警察に相談するよう呼びかけています。