埼玉県 八潮市で道路が陥没し、トラック1台が巻き込まれた事故。この事故を受けて5日、新潟市で下水道管の緊急点検が始まりました。
【記者リポート】「新潟市 中央区 網川原です。目には見えませんが、この道路の下、地中に大きな下水道管が通っているということで、いま緊急点検が行われています」

マンホールの中に入り、下水道管の破損や腐食がないか確認する作業員。

この緊急点検は、直径2メートル以上の太い下水道管で整備後25年以上が経過したものを対象に行われます。

先月28日、埼玉県 八潮市で起きた道路陥没事故は下水道管の破損が原因とみられています。

事故を受け、国土交通省は大規模な処理場に接続する下水道管の緊急点検を全国に要請しました。

新潟市にはこの対象となる下水道管はありませんが、事故を未然に防ぐため市内40か所で独自の点検を行うことにしました。

新潟市によりますと、市内でも過去5年間で下水道管の老朽化による道路陥没が371件確認されています。

去年8月には、南区の農道で男性がトラクターごと穴に転落してけがをしていました。

【新潟市下水道管理センター 片岡藤男 係長】「市民の皆様に安心安全に生活してもらえるように下水道の維持管理をしっかりと行っていきたいと思います」

こうした点検は、県も4か所で行っています。

新潟市は今後、レーダーを使って地中の空洞も調べることにしています。














