アメリカのトランプ大統領は4日、自身が発動した追加関税をめぐる中国の習近平国家主席との電話会談について、「急いでいない」と述べました。

アメリカ トランプ大統領
「(Q.習主席とは、いつ協議するのですか)適切な時期に話すでしょう。急いではいない。急いではいない」

トランプ大統領は中国への10%の追加関税の発動後、習近平国家主席と近く協議を行う考えを示していましたが、この日は「急いでいない」と繰り返しました。

また、中国がアメリカ産の石炭や液化天然ガスに15%の追加関税を課すなど、報復措置とみられる発表を行ったことについても、「結構なことだ」と述べ、強気な姿勢を示しました。

アメリカ政府高官は、近く実施される米中首脳の協議の中で、関税の一時停止についても話し合われるとしています。